“FRATELLO”でMINASEが紹介されました
2024年9月20日“FRATELLO”でMINASEが紹介されました
2024年9月20日#3.攝津さんの言葉
川連漆器の名工、攝津広紀さんがミナセのことを初めて知ったのは東京の有名デパートだったそうです。「この時計、ミナセという名前がついているけれど、まさか自分たちの町の皆瀬かな?」と思って眺めたら、ほんとうに同じ秋田県湯沢市内で時計づくりをするブランドであることを知ってとても驚いたそうです。攝津さんにとって皆瀬は子供の頃に何度も川遊びをした場所でもあり、自分たちの故郷から、世界に向けて時計を発表しているブランドがあることが誇らしかったと言います。
それから約10年後、ミナセの鈴木社長から、「同じMADE IN YUZAWAでコラボレーションしませんか?川連漆器の素晴らしさをミナセと一緒に世界中の人に伝えていきましょう。」と誘われたときは本当に嬉しかったそうです。攝津さんは言います。「川連漆器は、鎌倉時代から数百年の歴史をもつ伝統工藝です。21世紀の時代になっても、本物であることにこだわり、それぞれの職人が技術を磨き続けてきました。しかし、ライフスタイルが変化し、漆器が使われるシーンは激減しています。そのなかで時計の文字盤を通して、世界中の人に川連漆器の素晴らしさを知っていただけるのは大きなチャンスだと思っています。人の手でしか作り出せない美しさがある。僕はそう信じています。」
ファクトリーライターのK.カワカミ氏による、こだわり発見レポート「ミナセ探訪」。
時計業界を熟知した鋭い視点から、ミナセの価値に迫ります。
ライター:K.カワカミ
ファクトリー探検ライターとして、国内外のモノづくりを取材。時計、電気製品、靴、ファッション、建築、食品、菓子、伝統工藝など、こだわりの作り手のもとを訪れる。